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今後のトレンドはAV系機能とPCI-Express 2.0か
◎目次
1. 苦戦のAMDは新世代GPUの一挙大量投入で巻き返しを図る
2.性能重視の強力ラインナップでライバルを迎え撃つNVIDIA
◎苦戦が続くAMD、新世代GPUで巻き返しなるか
ここ数世代ライバルNVIDIAに対して水をあけられっぱなしのAMD勢だが、まもなく投入予定の『RADEON HD4800』シリーズで反撃開始となるのだろうか。
◇新メモリGDDR5を採用する「RADEON HD4800」
AMDが6月の中旬にリリースを予定している新世代GPUが「RADEON HD4800」シリーズだ。
HD4870とHD4850の2モデルが用意され、いずれもハイエンド向けのGPUとなる。
ここで各モデルごとにスペック・特徴をチェックしておこう。
○RADEON HD4870
・コアクロック850MHz、メモリクロック1.93GHz
・メモリは新規格のGDDR5を採用
・Stream Processor(SP)数は480ユニット
・TDPは160W前後
・2スロット占有空冷タイプ
・GeForce 9800GTXより高性能
○RADEON HD4850
・コアクロック625MHz、メモリクロック1.1GHz
・メモリは従来のGDDR3
・Stream Processor(SP)数は480ユニット
・TDPは110W前後
・ボードは1スロット厚に収まる
・GeForce 8800GTより高性能
HD4800シリーズの技術的な注目ポイントは上位モデルHD4870に搭載されるGDDR5メモリだ。
新技術を投入したかなり高性能なメモリらしく、パフォーマンス向上に貢献するのではないだろうか。
まだ具体的にどの程度のパフォーマンスを持っているのかが未知数なHD4800シリーズであるが、期待して待とう。
製品名 |
RADEON HD4870 |
RADEON HD 4850 |
メーカー |
AMD(旧ATI) |
登場時期 |
6月18日? |
コアクロック |
850MHz |
625MHz |
メモリクロック |
1.93GHz |
1.1GHz |
SP数 |
480SP |
備考 |
GDDR5メモリ |
|
◎ハイスペック・ハイコスト路線を取るNVIDIA
ここ数世代のGPUは非常に高い評価を得て、勢いに乗るNVIDIAも新世代のGPUシリーズを用意している。
それが「GeForce GT200」だ。
◇モンスターGPU「GeForce GTX280/GTX260」
AMDのRADEON HD4800と同時期の6月中旬にリリースされる予定のNVIDIA新世代GPUシリーズ第1弾が『GeForce GTX280』と『GeForce GTX260』だ。
どちらもハイエンドユーザーをターゲットにした高性能なGPUである。
まずは現時点で判明している情報を紹介しよう。
○GeForce GTX280
・GDDR3 1GBメモリ搭載
・240ストーリミングプロセッサ(SP)
・PhysXアクセラーレション対応
・DirectX 10、PCI-Express 2.0、PureVideo HD対応
・TDP 250W前後
・3-way SLI対応
○GeForce GTX260
・GDDR3 896MBメモリ搭載
・192ストーリミングプロセッサ(SP)
・PhysXアクセラーレション対応
・DirectX 10、PCI-Express 2.0、PureVideo HD対応
・3-way SLI対応
GeForce GTX280/260の特徴は”ハイスペック・ハイコスト”
他のハイエンドGPUと比べても非常に高いパフォーマンスを持っている反面、価格や発熱量も大きいと言われている。
まさにモンスターGPUと言えるだろう。
性能こ全て!というパワーユーザーは要注目ではないだろうか。
製品名 |
GeForceGTX280 |
GeForceGTX280 |
メーカー |
NVIDIA |
登場時期 |
6月17日? |
コアクロック |
? |
メモリクロック |
? |
シェーダ数 |
240SP |
192SP |
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