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メモリメモリはPCの作業台
メモリーについて メモリの選び方 1. 容量
組み合わせ方について説明するが、その前にメモリの動作を高速化する技術を紹介しておく。
さて、組み合わせ方の話に戻る。 512MBメモリ×4枚、 つまり基本的にはできるだけ枚数を少なく、デュアルチャネルが使えるのならば複数もよしという考え方で決めるのが最適なのだ。
2. 規格 メモリにはデータ転送方式や動作クロックなどによって非常にたくさんの規格がある。 当然自分の選んだマザーボードの対応規格に合わせて選択するわけである。 ここでは最も一般的な規格である「DDR2」という規格のメモリについて紹介していく。 DDR2メモリは現在最も普及しているメモリ規格である。そのため、最新のパーツで自作をする場合はほとんどの場合DDR2メモリを使用することになると思う DDR2メモリは動作クロックによってさらに細かく分けられるため、マザーボードの対応メモリをしっかりチェックして間違えないようにしたい。 ゴチャゴチャと書いてしまって分かりにくかったかもしれないが、とにかくマザーボードの対応しているメモリを選ぶことがすべてなのだ。 下表が主なDDR、DDR2メモリの規格である。
下の画像がDDR2メモリである。ただし、メーカーや規格によってチップの形などは異なることがある。
3. メーカー、品質 メモリはPCの動作に欠かせない重要な部品であるため、故障はPCにとって致命的である。 それでいながらメモリは精密な半導体である上、PC動作中は常にデータのやり取りを続けているという苛酷な環境にある部品でもあるゆえ品質の悪いメモリだとすぐに故障することがある。 できるだけ品質の高いメモリを見極める方法について紹介していく。 ●信頼できるメーカーを選ぶ これが一番簡単で確実な方法である。 一般にブランドメモリといわれる大手メーカー製メモリは品質管理のしっかりなされた工場で生産され、いくつもの動作チェックを合格して初めて販売される。 そのため信頼性が非常に高く、少なくとも4、5年は安定して動いてくれるはずである。 たいていの場合2年くらいの保証が付いているので万一壊れても期間内なら無償で交換してもらえる。 このようにブランドメモリは安心して購入することができるので、少々値は張るがブランドメモリを選ぶことをお勧めする。 では、どこのメーカーが信頼できるかというと、 ・IO-DATA ・バッファロー ・プリンストン ・センチュリーマイクロ ・elixir このあたりのメーカーのメモリはかなり信頼性が高い。しかし、このメーカーなら絶対大丈夫ということではないので過信は禁物である。 これ以外のメーカーでも品質の高いメーカーはあるので、店頭で確認してほしい。 ●バルクメモリを選ぶ場合は バルクメモリとはメーカーブランドの付いていないメモリのことで、非常に安価で、自作PCではよく使われる。しかし、バルクメモリは品質にばらつきがあり、保証も付かない場合が多いのでお勧めできない。 だが、それでもバルクメモリを使いたい方は、できるだけ品質の高いものを見極めて購入したい。 といってもバルクメモリは品質に関する情報が少ないのでなかなか選ぶのは難しいが、目安としては、 @JEDEC規格に準拠しているか メモリの規格を決めている団体「JEDEC」の規格にのっとった作りをしていれば、極端にひどい品質にはなっていないはずだ。JEDEC準拠かどうかは店員に聞けばわかるはずである。 A複数枚購入する場合は同じ店で一度に 同じ「バルクメモリ」でも設計、品質が一枚一枚違うことはよくあるので、複数枚のバルクメモリを買う場合は「同じ店」で「同じ規格」のメモリを「一度に」購入するようにすれば大きく品質がバラけることは避けられると思う。 Bチップ周りのコンデンサは複数あるか メモリチップの周りには電気を溜めておくコンデンサという小さい部品が付いている。これの数が少ないと電力供給が不安定になりやすいのだ。パッと見には判りにくいかもしれないが、できればチェックしておきたい。
とりあえずこのようなことを目安に選んでみよう。しかし、店によっては細かい情報をまったく教えてくれなかったり、展示しているメモリと実際に販売しているメモリが違うものであることもある。 あくまでバルクメモリの購入は運であると思っていよう。 文字ばかりずらずら並べられて理解しがたいかもしれない。 とにかく使える規格をしっかり確認して、質の高いメモリを選ぼう。 次はデータ保存に必須のパーツ「ハードディスク」を選ぶ。 |
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