なぜPCを自作するのか?
PC自作のメリット・デメリット
なぜわざわざPCを自作するのだろう?そこらの家電量販店に行けばNECやソニーといった大手メーカーのかっこいいPCが簡単に買えるではないか。
だがPC自作にはメーカーの完成品では味わえない魅力がいっぱいあるのだ。と、同時にやはり大変なところもある。ではどんな魅力があるのか、どんなデメリットがあるのか具体的に見ていこう。
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メリット
1. 自分の希望にマッチした構成で作れる
ユーザーがPCを使ってやりたいことは様々だろう。ゲームがしたい、動画編集がしたい、TVが観たい、メールとネットができればそれでいいなど目的は人それぞれだと思うが、いざそのやりたいことにマッチしたPCがすぐ見つかるかというとなかなかそうはいかない。CPUのパワーが足りなかったり、HDDの容量が足りなかったり、必要のない機能がついていたりすることもあるだろう。
そんなとき自作PCなら自分の好きなようにパーツを組み合わせることができるので自分にとって必要な機能・性能を過不足なく手に入れることができるのである。これは自作PCの大きなメリットである。
2. 拡張性が高い
PCでいろいろなことをやっているとそのPCに不満が出てくることもあるだろう。CPUのパワーが足りなくなった、TVを観られるようにしたいなど、PCのパワーアップがしたくなったとき拡張性が大事である。一般的に自作PCは高い拡張性を持っている。メーカーPCの場合、省スペース性やデザイン性を高くするため拡張性は犠牲になっていることが多い。しかし自作PCはほとんどのパーツが規格化されているため高い拡張性を持たせることが可能である。マザーボードごと変えてしまえばまったく別物のようなPCに変化させることもできるため、メーカーPCよりもずっと長く使っていくことができるだろう。
3. 自分で選び、組み立てるという快感
これは昔プラモデルを作った事のある人、日曜大工の好きな人にはよくわかるだろうが、物を作るということは楽しいことだ。(楽しくない人もいるのだろうが)
自分で選んで買い揃えた基盤むき出しのパーツが次第に世界に一つしかない自分だけのPCになっていく、ものづくりの好きな人にはたまらない快感であろう。
デメリット
1. 組み立て時に壊してしまうかもしれない
向きを間違えた、うっかりパーツを落としたなどの組み立て時のミスで高い金を出して買ったパーツがただのガラクタになることだってある。5万も6万もするようなパーツが壊れた日には二度とPCを自作する気にならなくなるだろう。
2. 自分で設定しないといけない
メーカーPCなら箱からPCを出してコンセントにつなげばもう使えるようになっている。しかし自作PCでは組みあがっただけではまだ使えるようにはならない。Windowsをインストールして、BIOSを最新のものにアップデートして etc,etc…
さらに途中で設定がうまくいかなくなることもあるだろう。メーカーに電話して聞くこともできない、自分だけで解決しなければならないのだ。そんなのメンドイ。
自作PCは安いのか?
自作を検討している方の中には「安いから」という理由で検討している人がいるかもしれない。
しかし、「自作は安い」というイメージは必ずしも正しいとはいえないのだ。
自作に必要なパーツをすべて集めて値段を計算すると確かにメーカーPCよりも安くなることが多い。
しかしPC本体だけあっても自分のやりたいことはできない。画像編集ソフトや表計算ソフトなどのソフトウェアが必要になるのだ。そのソフトウェアなどの値段まで考えるとメーカーPCのほうが安くなることも多いのだ。
さらにメーカーPC独自の機能やデザインなど、自作PCでは実現できないものも多い。そこまで考えた上で自作PCの価値を考えておこう
さて、ここまで見てきて自作の魅力も大変なところも少しはわかってもらえただろうか。
ここまで見て、よし、自作するぞという気になった人は早速自作するための準備に取り掛かろう。
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